本編が長すぎて読者の記憶力が限界なので ここではありふれた物語のメモ、考察を行うwiki 

概要

ミルーク・ネッキャメルの運営する少年専門(子ども専門)の奴隷収容所。
エキセー地方に位置する。
女神暦994?年(ジル22歳まで)閉鎖。°606

仕入れるのは主に三歳から四歳の子ども。°23
子どもの奴隷は訓練期間を経て、だいたい六歳から売りに出される。°23
総勢30名程度の子どもが居て、半分男子、半分女子。°25
教育の密度と質を維持するために、毎年育成して売り出す子供の数は十人程度。最低限の値段で金貨五百枚程度。°27
オークションが近付くと、ミルーク・ネッキャメルはもうすぐ売れるかもしれない子供達に、外出の機会を与えている。36°

関わる人々

譲渡奴隷

ノール(ファルス・リンガ)(-)
ドナ(ノーラ・ネーク)(+8ヶ月)
ウィスト(ニド・ズルマット)(+2)
タマリア(+6)
デーテル(+4?)
ディー(オルヴィータ・ドリュー)
コヴォル(ルーク・ヨールキン)(+1)
ドロル(+4)
ウィカクス(+9)

生活

外から、カン、カンと鍋の裏を叩くような音が聞こえてくる。起床の時刻だ。°26
仕事
  • ファルスが押し付けられた皿洗いの仕事°23
何人かの年長の子供は、朝の水汲みを割り当てられている。監督に守衛がつくから、逃げられない。収容所からちょっと離れた場所にいくだけの作業だが、これが実は、人気がある。早起きするのはつらいが、短い時間でも外に出られるのだ°34
  • ファルスは書類仕事を手伝っている°36
教育
  • ミルーク・ネッキャメルが主として礼儀作法や言葉遣いについての訓練をする。売り時の近い六歳前後の子供には、特に厳しい。°27
  • ジル・ウォー・トックが女の子にとってはミルークと同じような立場の教師となる。加えて、戦闘技術について彼女から手ほどきを受ける。°27
  • ジュサ・トリコロマノールに歴史と地理を中心に一般教養を教えていた。普通の子どもとの教え方を変えたことから、他でも教えているらしい。°24
  • 先生が六歳になっても売れなかった少年に鍛冶や木工、裁縫の技術を教え込む。°25
  • ノールが青空教室で子ども相手に一般教養を教えるようになる。°35
  • 畑や花々や果樹、低木などを使い、手入れや剪定を教えている。°22
  • 横暴で理不尽な主人の命令に耐えられるように、奴隷頭の理不尽なイジメなどは訓練の一環として黙認したり°23、美しい奴隷が美しさを鼻にかけたりしないようにあえて厳しく対応したり°33する。
  • ファルスへの教育の一環として書類仕事を手伝わせている。言語教育や商取引など複合的な教育になっているらしい?°26°33°36
  • 常識教育のための季節のイベント
収容所では、年末年始だからといって、何か祝ったり、プレゼントを貰えたりといったことはない。だが、そこは奴隷商人も人の子、夕食にちょっとだけ、お菓子がついていたりする。もちろん、目的なしにそうしているわけではない。そのお菓子にしても、もともとは日中、子供達に作らせたものだ。要するに、世間一般の年末のお祭りについて、何も知らせない状態で売り飛ばすのも都合が悪いから、教育のためにも、またちょっとした気晴らしのためにも、こうしたイベントを設けているわけだ。°42

施設

建物
周囲をロの字型に囲まれた真四角の建造物。窓も真四角。窓があるのは二階以上。中庭は作業場兼訓練場。
日の当たる南側の三階は、主人とそれに近い立場の人間が起居するスペース。二階は商談スペース。
一階は大きな青銅製の扉と分厚い木の扉の二重の門。その左右は物置。木の扉の閂は、中庭側ではなく外側にある。
建物の南側には別途階段があり、そこから商談スペースへ。さらに廊下を通ると主人の部屋と入れる。一階の門の閂を外すには、この廊下を通る必要がある。
これらの領域と、中庭側の奴隷のいる領域は一つの部屋で区切られ、頑丈な鉄格子と二重扉で厳重に施錠されている。
一階の東側は炊事場と青空食堂、洗濯場。
北側は、馬などの家畜小屋。
西側はトイレと、ゴミ置き場。°22

北側の階段付近には先生の宿直室。昼にはその辺りに守衛が立つ。
北東と北西に二階と三階を結ぶ階段。その近くに守衛二人の寝室。
南側、中庭に面したところにジュサの部屋。
厳重に施錠された扉の向こう側、商談スペースと執務室の近くに、ミルークジルの部屋。°25
中庭
用途に応じて、区分けがされ様々な作業スペースが真四角に区切られている。外周部分は馬車や人の通る道。
北側には、小さな畑と、花々、果樹が植えてあり、手入れや剪定の方法を学ぶ。その向こうスペースは戦闘訓練用。他にも、木工場や鍛冶場なども、小さなものではあるが、設置されている。°22
夜間には中庭への立ち入りが禁止されている。°25
奴隷用居室
二階は男子。三階は女子。
(夜間?)渡り廊下ならば通れるが階段の通行は禁じられる。二階は男子、三階は女子の領域と定められているためだ。°25
東側の部屋は朝日が入るため条件がいいと言われているが、部屋は大きい。牢名主のような年長者にペコペコする面倒さがある。
北側の部屋は、小さな部屋が多く、二人で一部屋を使える場合が多い。
人数が少ない部屋を割り当てられる子供というのは、二通りに分かれる。協調性がないダメな奴。でなければ、誰にも見られなくてもちゃんと自分で自分の始末をつけられる、頭のいい子、だ。°25
懲罰坊
西側の一部厳重な部屋。隙間のない鉄の扉。床の鉄の鎖が手錠と足枷に繋がれる。窓には鉄格子。いたずらをした子どもと大人の犯罪奴隷がいれられる。°25
実際、いたずらをしたり、不手際があったりした子供は、ここに閉じ込められる決まりになっている。もっとも、実際にそうなった例を、まだ見たことはない。°25
利用者
子ども°33
 ウィカクス
犯罪奴隷°51
 イリク・ウィッカー
 モータス・エトゥート
 ニトゥラ・プーハ
南側以外の壁面に沿って、幅、深さともに二メートル程度の堀。底面は石の床(飛び降りたら大怪我)に、ごくうっすらと白い砂(足跡を残すため)が敷き詰めてある。°25
応接室
サハリアの絨毯。南方の国から仕入れた黒檀のテーブル。セリパシア北西部特産の獣の皮を素材としたソファ。宝石たっぷり嵌め込まれた黄金の振り子時計。透明度の高いガラスの壁。普段は商談に使う場所だが、奴隷たちに慣れさせるため、また将来について話し合い方向性を見定め、未来に希望を抱かせるために、一、二回連れてくることになっている。°26
執務室
応接室に比べれば、一段、調度品の質は落ちるが、それでも奴隷用の部屋とは比べ物にならない。
鉄格子の鍵が無ければ入れない。手紙が溢れている。°36
甘いお菓子が置いてある。ファルスは合鍵を持っていていつでも入れる。°42

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